西前頭筆頭の琴奨菊(33=佐渡ケ嶽)が、関脇嘉風(35=尾車)を破り、4連勝とした。

 立ち合いはやや遅れ気味となり、右で相手の腕を抱える形に。得意の左は差せなかったが、体を開きながら小手投げで転がした。「1発で持っていくのが理想だけど、ちょっと修正した。攻めの意識を持ちながら」と振り返った。

 これで初日から1横綱2大関1関脇を撃破。精神的にも落ち着きがあり「どよ~んとしてた方がいいのか、ガシッとした方がいいのか、力むのか、気持ちだけで勝てるのか…。その辺のバランスですから」と独特の言い回しで説明した。