大相撲の西前頭5枚目、阿武咲(21=阿武松)が1日、右膝の負傷により春場所(11日初日・エディオンアリーナ大阪)を全休することが決まった。師匠の阿武松親方(元関脇益荒雄)が明らかにした。

 ホープとして期待される阿武咲は小結2場所目だった先場所で右膝の後十字靱帯(じんたい)を損傷し、10日目から休場。師匠によると回復は5割程度で、春場所前の稽古では相撲を取っていなかった。

 5月の夏場所では一転して十両転落の危機となる。阿武松親方は「けがが完治していない。出場しようと思えば出場できるが、将来を考えて大事を取った。しっかりと治させたい」とコメントした。