千代の国は無条件で自身初の三賞となる敢闘賞受賞が決まっていたが、厳しい相撲で輝を圧倒した。

 両膝の半月板損傷など度重なるケガで、三段目まで陥落したことのある苦労人は「地道に毎日やっていたらいいことあるんだなと思った」と感慨にふけった。三賞の賞金200万円は「みんなで分けようかな」と、付け人とアイコンタクトをした。