大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が「けん責」の懲戒処分を受けた。日本相撲協会は24日、都内のホテルで臨時理事会を開き、3月の春場所千秋楽の優勝インタビューで、白鵬が観衆を促して三本締めを行った問題について話し合った。白鵬は17年九州場所千秋楽でも、観衆とともに万歳三唱を行って厳重注意を受けており、今回はより重い懲戒処分となった。

◆八角理事長のコメント 大相撲は礼節を重視し、勝敗や数字だけではとらえられない人間的なものを大切にしてきました。そういう大相撲の伝統と秩序、礼節と様式美を、横綱だからこそ率先して守ってほしいと、白鵬に伝えました。今後は、白鵬に限らず、すべての力士が大相撲の伝統・文化をきちんと継承して発展させていけるよう、指導に一層、力を入れていきます。