元横綱朝青龍のおい、西十両13枚目豊昇龍(20=立浪)が、新十両場所で白星発進した。東十両14枚目明瀬山(34=木瀬)を破り、関取として初めての白星。内掛けで巨体を転がした。

立ち合いから突っ張りで流れをつくり、土俵際で体を密着させて寄り切ることはできなかったが、すくって右足を引っかけた。「突っ張っていこうと思っていたが(相手が)強い。(土俵際は)相手が重くて動かなかったが、とりあえず勝って良かった」。取組前にはおじから「頑張れ」と短いエールを送られ、気持ちが入っていた。

自身が好む青色の締め込みを着用して臨んだ、関取として初めての取組。所作についても「何回も見ていたので大丈夫」と不安はなかった。初めての15日間。「調子はいい。自分の相撲を取っていきたい」と意気込んだ。