4日間の日程で行われる大相撲の合同稽古は22日、東京・両国国技館内の相撲教習所で最終日が行われ、大関朝乃山(27=高砂)が大関正代との三番稽古で締めた。

計15番取って10勝5敗。得意の右四つから左上手を取る得意な形を確認するなどし「これが自分の形だと思う。部屋では幕下と稽古しますが、こっち(合同稽古)では関取衆と稽古して、しっかりと右四つというのを身につけて初日に向かいたい」と夏場所(5月9日初日、両国国技館)に向けて貴重な稽古となった。

新型コロナウイルスの感染拡大の波は止まらず、東京では緊急事態宣言が発令される見込みとなった。地元・富山でも感染者が増えているといい「地元の方も心配です。富山の人口に比べると結構出ている方」と心配した。だからこそ「富山の人関係なく、全国の人たちは生で観戦しに行きたいという気持ちはあるでしょうけど、国技館に行くまでの途中で感染しそうで怖いという人もたくさんいる。テレビの前で応援してくれるからには、15日間精いっぱい力を出し切ってお客さんが喜ぶような相撲を見せたい」と話した。