かど番の大関正代(29=時津風)が、西前頭筆頭北勝富士を突き落としで下して、白星発進した。北勝富士の強烈な立ち合いを受け止めると、得意のもろ差しに。すぐには勝負を決められずにもろ差しをほどかれたが、タイミングよく体を開いて突き落とした。

先場所は15日間を通して立ち合いがかみ合わず、7勝8敗と負け越した。場所前の稽古では立ち合いを徹底的に磨き臨んだ今場所。「まだ初日なので何とも言えないけど、今日のように圧力をかけられたらいい」と一定の手応えを実感した。場所前に行われた合同稽古には参加しており「いい方向に影響している。早い段階でかど番を脱出したい」と意気込んだ。