日本相撲協会は11日、都内で臨時理事会を開き、協会作成の新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反した大関朝乃山(27=高砂)に出場停止6場所と6カ月50%の報酬減額の懲戒処分を下した。

名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)はかど番で迎えるため、大関からの陥落が決定。復帰予定の来年名古屋場所では三段目からの出直しが濃厚となった。

◆十両以上(関取)と幕下以下の差 給与は横綱300万円、大関250万円、三役180万円、平幕140万円、十両110万円で、幕下以下には支払われない。給料以外の待遇にも大差がある。関取は付け人がつき、部屋の外に住むことも自由。稽古では幕下以下は黒まわしだが、関取は白まわし。大銀杏(おおいちょう)を結い、土俵入りで化粧まわしをつけることも可能。場所入り時は車移動だが、幕下以下は原則電車などの公共交通機関での移動となる。