大相撲の6場所連続休場中の横綱白鵬(36=宮城野)が進退を懸けるとしている名古屋場所(4日初日、ドルフィンズアリーナ)に出場することが決まった。取組編成会議前日の1日、報道陣の電話取材に応じた師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が明言した。

6月27日に宿舎のある愛知・豊田市に移動した。同28日から稽古を再開し、平幕の石浦や十両炎鵬ら関取衆と相撲を取る稽古を行ってきたという。「普通通りに稽古している。徐々に上がっている」と白鵬の現状を説明。3月の春場所を途中休場し、右膝の手術を行った当時と比べると「前の体に戻ってきた感じはある。最初の1カ月間ぐらいはお尻がしょんぼりしていた。今は肉が張っている」と仕上がっているようだ。

3場所連続休場となった昨年11月場所後に、横綱審議委員会(横審)から「注意」の決議が下された。1月の初場所は新型コロナに感染し休場。翌春場所は右膝を負傷して途中休場し、その際に宮城野親方が「本人(白鵬)が名古屋で最後を懸けると言っている」と明かした。春場所後の会合で横審は「注意」を継続し、名古屋場所の結果を見て最終判断するとの意見をまとめていた。

手術した右膝の状態は完璧ではなく、相撲勘にも不安は残る。それでも宮城野親方は「本人は精いっぱいやって駄目だったらという感じを持っていると思う。自分の相撲を取る以外ない。自分が1番分かっていること」と弟子の奮闘を期待した。【佐々木隆史】