地方場所は無観客での大阪開催だった昨年3月の春場所以来、1年4カ月ぶりの開催。有観客での地方場所開催となると、一昨年11月の九州場所(福岡開催)以来、1年8カ月ぶりとなる開催も、無事に終了。新型コロナウイルスの感染対策に細心の注意を払い、今場所も感染者なしで“完走”したことに、日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「どの場所もそうですが、ホッとしてます」と安堵(あんど)の思いを言葉に込めた。

ここまで尽力した協会関係者に「先発の親方中心によくやってくれた」とし、さらに「お客さんにも感謝です」と猛暑の中、マスク着用で観戦した来場者に感謝の意を示した。

11月には福岡での九州場所を予定している。「感染症対策の専門家のアドバイスもいただいて(いろいろな)報告を受けてですね」と、万全の態勢で福岡開催を目指す。