4日目の取組で右膝を痛める様子を見せた西前頭筆頭隆の勝(26=常盤山)が「相撲に支障が出る感じはない」と万全をアピールした。

この日は東前頭5枚目千代翔馬を倒れ込みながら押し出し、3勝3敗と星を五分に戻した。張られる場面もあったが「冷静に相手を見ながら攻められた」と振り返った。

4日目の大関正代戦で、突き落とされた後に古傷の右膝を気にする姿が見られた。状態が心配された5日目は、対戦相手の北勝富士が休場したため不戦勝。「一昨日(4日目)膝を変な方向にひねって、昨日は休養できて良かった」と本音を吐露。右膝については「前やったときよりは全然まし。そんなに痛くはない。若干不安はあるけど、全然相撲に支障が出る感じはない」とした。

取組もテーピングを施さずに臨んだ。「テーピングに頼ってもいいけど、そこまでじゃないかと。自然体が一番動きやすい」と話した。