日本相撲協会は26日に東京・両国国技館で臨時理事会と大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、初場所で3度目の優勝を果たした御嶽海の大関昇進を正式決定する。決定後、協会の使者が都内の出羽海部屋を訪れて昇進を伝える伝達式が行われる。伝達式では「シンプル」な言葉で口上を述べるという。

江戸時代に活躍した雷電以来227年ぶりの大関昇進に、出身の長野は盛り上がりを見せている。その盛り上がりに御嶽海後援会が一役買う。後援会は現在、約1500枚のポスターを準備中だ。「祝優勝V3・大関昇進」と書かれたポスターで、御嶽海の出身の上松町が属する木曽郡全域に配布される予定だという。主に商店街などで掲げられる予定で、後援会関係者は「地元は大いに盛り上がっている。昇進にあやかってもっと盛り上げていきたい」と声を弾ませた。正式決定する26日には、上松町役場が祝砲の意味を込めた花火を用意するなど、御嶽海の大関昇進を待ちに待っている。

初場所で3度目の優勝を果たし、昇進目安の「三役で3場所33勝」に到達した御嶽海。24日の一夜明け会見では「長野県の皆さん、本当にお待たせしました。だけど、これからがスタートライン。引き続き、自分だけを見て応援してもらえればと思います」と地元ファンへメッセージを送った。地元と相思相愛の「大関御嶽海」が、いよいよ誕生する。【佐々木隆史】

◆木曽郡メモ 長野県の南西部に位置し、御嶽海の出身の上松町を含む、6町村で構成されている。人口は約2万4000人。土地の約9割を森林が占める自然豊かな地域。西の御嶽山と東の中央アルプスに挟まれた険しい地形は「木曽谷」と呼ばれ、木曽川沿いに東西を結ぶ中山道の「木曽路」は古くから往来の要衝として発展してきた。