幕内の志摩ノ海(32)が22日、所属する木瀬部屋の朝稽古に臨んだ。19日には先代井筒親方(元関脇逆鉾)の長女清香(さやか)さん(35)と結婚式を行っていた。

休みをはさみ、この日が挙式後初の稽古。申し合いに参加して10勝6敗、そのうち十両の英乃海や美ノ海との関取衆には4勝1敗だった。5月の夏場所(7勝8敗)はあと1歩で勝ち越しを逃した。「この借りは返したい」と名古屋場所(7月10日初日、ドルフィンズアリーナ)への強い決意を見せる。

妻の心からの気遣いにも感謝。「何を作ってもおいしい」という手料理だけではない。「相撲だけ頑張ってください」「元気な相撲を取ってくれるだけでうれしい」と温かな言葉を掛けてくれることも、力になっている。志摩ノ海は「本当に相撲に集中できている」。愛妻のサポートに感謝し、期待を白星という結果で応える。【平山連】