大関正代が碧山を押し出し、7連勝で勝ち越し、4度目のかど番も脱出した。まわしにこだわらず、下からの攻め。土俵際ではたかれて際どい勝負となったが、碧山の右かかとが先に踏み越していた。

「すごくホッとしてます。(負けがこんでいる時は)取組が終わって部屋に帰ってもどこか休まらないというか、ずっと相撲のことを気にしている感じでした」と本音をもらした。

3度目のかど番だった今年の春場所も序盤戦1勝4敗から、中盤以降に盛り返して9勝6敗とした。ただ、同じパターンを繰り返せる保証などどこにもない。自分の相撲を見つめ直して立ち合い改革に着手。「立ち合いを変に走るのではなく、低く踏み込めるように膝の角度も変えた。それから攻め込まれにくくなったと思います」。

ただ、大関として優勝争いに絡めていないのも事実。それは正代も自覚する。「調子に波がある。調子に左右されず、常に安定した成績を残せるようにならないといけない」と言い、「自分の相撲をとりきれたらとりこぼしも減ってくると思う」と自信もつかんだ。

残り3日、大関貴景勝、横綱照ノ富士との取組が控え、優勝争いのキーマンとなる。また、昨年初場所以来、大関に昇進して2度目の2桁勝利もかかる。「一段落ついたが、気を抜かずにとりきって今場所を締めくくりたい」と力強く意気込みを語った。

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