大相撲夏巡業の最終日が14日、埼玉・春日部市で行われ、今巡業初日から参加していた大関貴景勝(26=常盤山)と大関御嶽海(29=出羽海)が休場した。

入間川巡業副部長(元関脇栃司)によると、貴景勝はこの日会場入りした際に体調不良を申し出て、御嶽海は所属する部屋で新型コロナウイルス感染者が出たため休場となった。

入間川巡業副部長は「最後に2大関が出られなくなったのは残念。もう1日この状況が遅ければ乗り切れたのに」と肩を落とした。

19年12月の冬巡業以来、約2年8カ月ぶりの開催となった夏巡業は、5日の東京・立川市を皮切りに首都圏5カ所で開催された。日本相撲協会は新型コロナ感染予防のために握手会などの接触型のファンサービスは行わず、写真撮影会や子どもからの質問コーナーを設けるなどして各会場に集まったファンらを盛り上げた。

「うつさない、うつらないようにを第一に考えてきた。秋巡業も考えた方や行動は変わらないと思う」とwithコロナでの開催は続く。