東前頭筆頭の高安が悲願の初優勝に王手をかけた。2差で追う輝との一番。硬さもあった高安は突き合いから引いてしまう場面もあったが、体が動いてはたき込んだ。12勝目で単独トップを守り、千秋楽に勝てば初の賜杯を手にする。

高安への“挑戦権”をかけた3敗対決は、西前頭9枚目の阿炎が関脇豊昇龍を引き落とし、11勝目で可能性を残した。

大関貴景勝はかつての付け人だった王鵬を押し出し、千秋楽に可能性をつないだ。

【写真特集】高安-輝、阿炎-豊昇龍、貴景勝-王鵬、御嶽海-正代/九州場所14日目