「キリシマ対コトノワカ」の対戦が28年6カ月ぶりに実現した。

結びの一番は、この日から土俵復帰した新大関の霧島(27=陸奥)と小結琴ノ若(25=佐渡ケ嶽)の対戦。両者とも、師匠のしこ名を継いで土俵に上がっている。この師匠同士の最後の対戦が、95年初場所5日目。大関から陥落して西前頭6枚目に番付を落としていた霧島が、東前頭筆頭の琴の若(その後、琴乃若→琴ノ若に改名)を、4度目の対戦で初めて下手出し投げで破り勝利を収めた。

この日は、もろ差し狙いの琴ノ若を、さらに下から立った霧島が右を差し込み、琴ノ若の小手投げにも体を密着させ、後ろ向きになった琴ノ若を送り出した。これで霧島の“2連勝”となった。

【大相撲名古屋場所全取組結果】はこちら>>