大相撲の宮城野親方(元横綱白鵬)が主催する「第14回白鵬杯」が12日、東京・両国国技館で開かれた。全国各地の小学1年生~中学3年生、さらに9カ国(タイ、ブラジル、台湾、ウクライナ、モンゴル、ジョージア、ポーランド、米国、韓国)の子どもたちも集い、計160チーム、1100人が参加。元日に最大震度7を記録した能登半島地震で被災した能登地方の子どもたちも加わり、館内に設けられた5つの土俵で熱戦を繰り広げた。

今回は震災で特に被害が大きかった能登半島からエントリーした2チームが白鵬杯からの全面サポートで招待を受け、この日を迎えた。会場では宮城野親方自らが入場口に出向き、能登半島地震の被災者に向けた募金活動の呼びかけを行った。春場所後に石川・金沢出身の炎鵬らが現地に出向いて募金を届ける意向を示し、「(子どもたちが)相撲ができることで少しでも気持ちが癒やさされれば」と願った。【平山連】