110年ぶりの新入幕優勝を果たした東前頭17枚目の尊富士(24=伊勢ケ浜)が、24年ぶり6人目の三賞トリプル受賞を果たした。
日本相撲協会は24日、大相撲春場所が開催されているエディオンアリーナ大阪で同場所の三賞選考委員会を開いた。幕内の取組が始まる前の会議で、この時点で殊勲賞は、千秋楽まで優勝の可能性を残している、新入幕で東前頭17枚目の尊富士(24=伊勢ケ浜)と、入幕2場所目で西前頭5枚目の大の里(23=二所ノ関)の優勝した方が受賞することが決まっていた。
さらに敢闘賞、技能賞ともに、この2人の受賞が決定。いずれも出場の可能性が微妙とされていた尊富士の出場、休場にかかわらず確定していた。
幕内の取組が始まり、尊富士は豪ノ山(25=武隈)を押し倒して優勝を決め、三賞トリプル受賞で花を添えた。またV逸となった大の里は、大関豊昇龍(24=立浪)に下手投げで敗れたが、新入幕だった先場所と同じ11勝4敗で敢闘賞、技能賞のダブル受賞となった。
尊富士の三賞トリプル受賞は2000年九州場所の前頭琴光喜以来で、過去には73年名古屋場所の関脇大受、73年秋場所の前頭大錦、92年初場所の前頭貴花田、99年名古屋場所の関脇出島とあり、今回が6人目となった。このうち大受と大錦は他に受賞はおらず、三賞独占だった。また、尊富士の新入幕でのトリプル受賞は大錦以来、51年ぶり2人目の快挙。優勝でのトリプル受賞は貴花田、琴光喜に続く3人目だが、新入幕ではもちろん尊富士が史上初となった。

