全勝の関脇大の里(24=二所ノ関)が、返り入幕2場所目で幕内経験者の若隆景(29=荒汐)に、逆転の寄り切りで敗れ、今場所初黒星を喫した。脇の甘さをつかれ、もろ差しを許す展開から体を入れ替えられ、連勝は11で止まった。勝てば大関昇進の目安となる直近3場所33勝に届いたが、お預けとなった。

大の里を星の差2つで追っていたのは3人。関脇霧島(28=音羽山)は大関琴桜(26=佐渡ケ嶽)を上手投げで破り10勝目。敗れた琴桜は優勝の可能性が消えた。大関経験者の高安(34=田子ノ浦)も、大関昇進への足場固めの場所にしたい小結平戸海(24=境川)を押し出して2敗を堅守。平戸海は6勝6敗となり、2場所連続2ケタ勝利の可能性がなくなった。三役経験者の錦木(34=伊勢ノ海)は小結大栄翔(30=追手風)に突き出され、3敗に後退した。

既に優勝の可能性がなくなっていた大関豊昇龍(25=立浪)は結びの一番で、関脇阿炎(30=錣山)に寄り倒されて6勝6敗の五分に戻された。

連敗中だった遠藤(33=追手風)は、宇良(32=木瀬)との人気力士同士の注目対決に寄り切りで敗れ、またも勝ち越しはお預け。逆に宇良は今年初となる、5場所ぶりの勝ち越しを決めた。先場所、最終盤まで優勝争いに加わった美ノ海(31=木瀬)は、武将山(28=藤島)を突き落としで破り、3場所連続勝ち越しに王手をかける7勝目を挙げた。

苦しい土俵が続いている新入幕コンビは、ともに黒星を並べて負け越しが決まってしまった。西前頭14枚目の阿武剋(24=阿武松)は玉鷲(39=片男波)に押し出されて8敗目。負け越しが決まった。勝った玉鷲は、13日目に出場すれば過去5人しか到達していない、幕内連続出場1000回の大台に乗る。もう一人の新入幕で東前頭16枚目の白熊(25=二所ノ関)も、狼雅(25=二子山)に寄り切られ8敗目。こちらも負け越しが決まった。

12日目を終え、優勝争いは1敗の大の里が単独トップ。2敗で霧島、高安が追い、さらに3敗で若隆景と錦木が続く。

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