元十両で三段目3枚目の生田目(なばため、24=二子山)が、6戦全勝で優勝に前進した。

幕下45枚目の欧勝竜(29=鳴戸)と対戦。ともに5戦全勝で好調同士の対決だったが、生田目が終始前に出て押し出した。既に幕下復帰を確実にしていた24歳は、開口一番で「良かったですね」と喜んだ。

立ち合いこそ慎重で「(相手は)いなしがうまい力士なんで、フルパワーではなかったが、体が動きました」と笑顔だ。

自己最高位は十両5枚目。昨年の名古屋場所を左膝の大けがで全休し、十両から転落。結局は3場所連続の全休を経て、復帰した先場所は三段目で、勝ち越したものの5連勝の後に2連敗で終わった。

不完全燃焼な場所だったために、6勝目を狙ったこの日朝はひげをそり、前夜は頭を洗うなど“ひと工夫”した。

「(今場所も)流れは悪くはなかったが、気持ちの問題。(相手が幕下で)気合は入ったし、すがすがしい気持ち。(三段目で)優勝もしたい」

古傷の左膝は現在もテーピングを施すが、2月以降は装具を外せている。大阪の部屋では毎晩、自分で購入したソフトボールを患部にあててほぐし、ケアを怠らない。「体はそんなに変わらないが、今場所は稽古を積めたのが大きい」と、さらなる自信を深めていた。【横田和幸】