3年ぶりに関取へ返り咲いた西十両14枚目の炎鵬(31=伊勢ケ浜)は、2連敗で勝ち越しはまたもお預けとなった。

9勝1敗で首位の東十両11枚目の風賢央(26=押尾川)に押し倒され、7勝4敗。相手の中に入れそうで入れない展開を強いられ、「スタミナ負けですかね」。わずかにあったチャンスを逃したといい、「終盤は相手がうまかった」と結果を受け入れた。

勝てば、十両以上では2023年春場所以来19場所ぶりの勝ち越し。負け越せば幕下へ陥落する番付だ。

勝ち越しへの意識は「そんなにない」。12日目の立て直しに向けては「もう少し力を蓄えて、(次の)一番で爆発的な力を出せるようにやっていきたい」と切り替える。

夏場所もいよいよ終盤戦だが、炎鵬の言葉は力強かった。「ここからだと思う。気持ちもまだまだある。体がしっかりついてくればそこからだと思う」と前を向いた。

炎鵬は脊髄(せきずい)損傷の大けがで、23年夏場所に途中休場してから、7場所連続で休場。序ノ口に転落した24年名古屋場所に復帰。今年3月の春場所は幕下で5勝2敗として、23年夏場所以来の十両への復帰を決めた。