[ 2014年6月27日8時20分

 紙面から ]キャンプ地イトゥでの取材対応を終え、宿舎へと引き揚げる大久保(撮影・狩俣裕三)

 W杯ブラジル大会1次リーグで敗退した日本代表が25日(日本時間26日)、ベースキャンプ地のイトゥで合同取材に応じた。

 サプライズ選出でW杯に出場したFW大久保嘉人(32=川崎F)が、さらなる色気を見せた。2大会連続の出場で、第2、3戦に先発するなど全3戦に出場。世界との戦いを肌で感じ、3度目の海外挑戦をする気持ちが湧き上がってきた。「(挑戦する気は)ありますよ。常にそれは持っています」。かつてスペインリーグ・マジョルカ(05~06年)、ブンデスリーガ・ウォルフスブルク(09年)でプレー。三十路(みそじ)を過ぎて、海外への意欲がかき立てられたのは、W杯での手応えがあったからだ。

 「(世界相手に)全然やれるなと思った。前回(南アフリカ大会)よりは進化しているなと思った」。得点こそ取れなかったが、積極果敢にシュートを放った。ドリブルで抜きにかかった。世界を相手に一定の手応えをつかんだ。そしてまだまだ衰えるつもりは、全くない。

 代表チームはこれで解散となり「ザックさんには感謝しかない。呼んでくれましたから」と、退任する指揮官に感謝の気持ちを語っていた。