HKT48が16日、福岡市のパピヨン24ガスホールでひまわり組「ただいま恋愛中」公演を行い、4月に加入したドラフト3期生の渡部愛加里(わたなべ・あかり=13)が劇場公演デビューを果たした。オープニングから笑顔でパワフルなパフォーマンスを披露した。「今日が大切な初日なので、たくさん良い思い出が作れるよう頑張ります。今日は1日、温かい目で見ていただきたいです」と、けなげに目標を語った。

 ユニット曲は、かつて前田敦子らが歌った「7時12分の初恋」を担当した。運上弘菜(20)からは「人見知りなんで話しかけられなかったんですけど、すごく目が合いませんか?」と問いかけられていた。同じく人見知りの清水梨央(14)は、「初めて年下の後輩ができたので、どうしたら仲良くなれるのか聞きたい」と、村重杏奈(20)に相談していたことを明かした。

 9月23日に本戦を迎えるユニットじゃんけん大会は予備戦で敗退したが、渡部はユニットを組んだ岩花詩乃(18)を自分から誘ったことを明かし、コミュニケーション能力の高さが明らかになった。

 渡部はチームHのドラフト1巡目で指名され、指原莉乃(25)もお気に入りの秘蔵っ子。5日には「TOKYO IDOL FESTIVAL」に、先輩たちにまじって出演し、「ウインクは3回」などでセンターを務めた。

 この日は最後に浴衣姿で登場した。「皆さんがうちわを持ってくださっていて、すごくうれしかったです。『こんなに公演って楽しいんだ』と思えるくらい楽しめたので、また次に出る時にはミスをなくして頑張ります」。新人らしく、反省も忘れない姿に、場内から温かい拍手が送られた。