「思い出のほとんど」では元SKE48の出口陽(30)金子栞(23)がゲスト出演した。

金子はベルギーから、このためだけに駆け付けた。2人の登場にそれまで笑顔だった松村香織(29)の目には涙が浮かんでいた。「ちょっと泣いちゃった」。

2人には「SKEハウスで闇を抱えていた時代に支えてもらっていた。2人がいなければとっくの昔に辞めていた」と振り返った。「ファンの方も見たかった3人かなと思ったので」と2人に無理をいって登場してもらった理由を明かした。それと同時に、歌手として活動する田口が卒業後、「一緒に歌わせてくれなかった」ことも暴露した。

最後の曲「ぐぐたすの空」の前で、唯一となった同期の須田亜香里(27)が松村について話した。「かおたんがなんでもできるわけではない。普通の女の子です。ダンスが下手でも、歌が上手じゃなくても、前向きにやり続けることで、自分の名前がついた卒業コンサートをやってもらえるまできました。だから、みなさんも諦めずに前に進んでください」と心に染みるメッセージを贈ったが、松村は「長々とありがとうございます」と一蹴していた。