HKT48指原莉乃(26)が28日、横浜スタジアムで卒業コンサートを行った。

指原がアイドルを続けた理由の1つは「AKB48への恩返し」だった。

加入から11年半。多くのバラエティー番組で活躍し、AKB48やHKT48の枠を超えた1人のタレントとして地位を確立して、久しい。グループの冠がなくても抜群の知名度を誇る一方で、心ない「アンチ」からは「早く卒業しろ」という声を受けることもあった。

それでも、元祖「神セブン」はじめ有名メンバーが次々とグループから離れても、活動を続けた。周囲には「私はAKB48に有名にしてもらった。だから少しでも長くAKB48グループに恩返しできたら」と話していたという。「指原がいるから、グループで出演できる音楽番組も多いのは事実」と話すテレビ局関係者もいる。11年半におよぶアイドル生活の後半戦は、自分のタレントパワーをできる限りAKB48グループに還元する「恩返し」の期間でもあった。【横山慧】