HKT48メンバーが企画、プロデュース、脚本、演出、衣装、美術、音響、映像、配信、広報、出演の全てを担うオンライン演劇プロジェクト「HKT48、劇団はじめます。」が20日、初日公演を行った。

グループの新たな挑戦が開幕した。同プロジェクトは「劇団ノーミーツ」のサポートを受けながら、メンバー自身が演劇の全てを行うもの。昨年10月の企画スタートから、出演メンバーの選定はもちろん、企画書や構成案、依頼書制作など裏方仕事も含めて、約4カ月の準備を経て、この日を迎えた。

今回結成された劇団は2つ。旗揚げ公演として、「ミュン密」が「水色アルタイル」公演、「ごりらぐみ」が「不本意アンロック」公演をオンラインで上演。「心に残るすばらしい演劇」「これを現役アイドルが作っているなんてすごすぎる!」といったコメントお寄せられた。

各劇団は上演後、「反省会」も実施。「ミュン密」演出担当の田島芽瑠(21)は「アングルの向きや役者に指示をした細かい部分が、コメント欄で気づいてもらえてうれしかったです」。またプロデューサー馬場彩華(16)は「みんな本当に頑張っていたことに、たくさんの方に気づけてもらえてうれしい」と涙。坂口理子(26)は「作品でも絆が生まれたけど、裏でも絆が生まれた。画面に写っている素材も一から作ったので、何回も見て欲しい」と呼びかけた。

また「ごりらぐみ」演出担当の下野由貴(22)は「稽古以上のものをみんながしてくれてめちゃくちゃ感動した。届けたいものが届けられたのでは」と満足げ。プロデューサーの武田智加(17)は「最後に一気に仕上がって、ついに幕が開いてめちゃくちゃ緊張した。やっとお届けできてうれしい」と感極まっていた。

同公演は、今月21日、23日、27~28日にも、各劇団が1日2公演ずつ行う。