AKB48柏木由紀(29)が8日、国指定の難病「脊髄空洞症」の治療で、活動を一時休養することを公式ホームページで発表した。

3日放送のテレビ東京系「主治医が見つかる診療所スペシャル」で人間ドックを受診した際、10万人に1人の割合で発症するといわれる「脊髄空洞症」であることが判明。所属事務所は「大事をとり早期手術と治療のため、一定期間の休養をいただくことをご報告申し上げます」。今月11、12日に出演予定だった舞台「AKB48 THE AUDISHOW」の休演や、来月7、8日に開催予定だったソロコンサート、8月31日のWACK所属アーティストとのコラボシングル7作の発売、をそれぞれ延期することを決めた。

柏木はツイッターで「気持ちは元気なので安心してください」としつつ「治療に専念して、今まで以上に元気な姿をお見せできるようにしたいと思います。心の中で少しだけでもエールを送っていただけると心強いです!」とつづった。

<パークサイド脳神経外科クリニック近藤新院長>

脊髄空洞症は、なんらかのきっかけで脊髄が縦に裂けてしまうことで内部に液体が入ってしまい、しびれや力が入らないなどの症状が出ます。脊髄の中に出口がないため液体がたまり続けてしまう進行性の病気です。

脊髄にチューブを入れ液体の出口を作る手術をします。難しい手術ではありませんが、チューブを入れる裂け目などを検査するため即座にはできません。個人差はありますが術後1カ月ほどで回復します。

脊髄の裂け目が修復されることはないため完治はせず進行を止める形ですが、手術が成功しチューブが機能すれば症状がなくなるケースがほとんどで、通常通り活動ができます。(柏木は7月15日の誕生日に写真集を発売)早期手術が前提ですが、激しい運動でなければイベントに出られる可能性もあります。