NGT48の年少5人組ユニット「ちっちゃいもんくらぶ」が16日、新潟県新発田市で農作業を行った。昨年、同ユニットが新発田市の農業法人「越後新鮮組」の協力で始めた農業プロジェクトの一環で、この日が2年目の活動の本格的なスタート。富永夢有(19)小越春花(17)寺田陽菜(18)古舘葵(17)諸橋姫向(19)が、田植えなどの作業をした。

午前8時30分のじゃがいもの土寄せから農作業を始めたメンバーは、午後1時過ぎに新発田市内の水田で田植えを開始。105箱の苗の運搬、田植機への積み込みも自分たちで行った。田植機を運転した諸橋は「昨年も『じょうずだね』と言われました。今年はもっとうまく運転して植えたいと思っていました」、諸橋に続いて操作した小越は「いちばんヘタ、と言われていたので、少しでもうまくなりたい」と、ともに張り切ってハンドルを握った。

昨年のプロジェクトでは収穫した米を「NGT48 ちっちゃいもん米」と名付け、自分たちで栽培したじゃがいも、さつまいと一緒販売。一般流通のほか県内飲食店5店舗が取り扱った。今年は加入予定の3期生を含めたNGT48全体で農業に取り組むことになり、プロジェクトの内容が拡大される。

ネットショップでの県内外への展開、フードバンクへの提供を実施し、秋には収穫祭イベントの開催も予定されている。富永は「先輩や3期生と一緒に活動できる場になるので、農業の大変さや大切さをメンバーやたくさん人たちに知ってもらいたい」と話した。