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  2. 第24回外国作品賞 受賞発表記事

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外国作品賞−「英国王のスピーチ」トム・フーパー監督

【受賞発表記事】

　「英国王のスピーチ」（トム・フーパー監督）が外国作品賞を受賞した。吃音（きつおん）に悩み、スピーチができない英国王ジョージ６世の物語。６世がセラピストらとともに自ら吃音を克服し、さまざまな困難を乗り越え、国民に信頼される真実の国王になっていくストーリーを描いた感動の実話だ。

　主演の英俳優コリン・ファース（５１）は受賞の報をうけ、「日刊スポーツ映画大賞の外国作品賞を受賞して光栄です。私たちは、日本人の観客の皆さんがこの作品を楽しんでいただき、また投票してくださったことに興奮しています」とコメントした。

　また、同作品のプロデューサー、イアン・カニング氏も「日刊スポーツの読者の皆さんに作品を受け入れていただいたこと、本当に光栄です。日本の観客の皆さんに本作を受け入れてもらい本当に喜んでおりましたので、その上でこのような賞をいただき、うれしさもさらに増しております」と喜びを表現した。

　同作品は３月、第８３回米アカデミー賞で１２部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞と最多の４冠に輝くなど、世界の映画祭で多くの賞を受賞している。弱点や悩みを乗り越えていく男の物語は、国難に見舞われる日本にも元気を与えた。

［2011年12月6日　紙面から］

　◆「英国王のスピーチ」　英国の現エリザベス女王の父で「英国史上最も内気な国王」と呼ばれるジョージ６世の物語。幼少期から吃音に悩み、自信を持てなかった６世は、専門家と克服に挑戦し始めた。ついに第２次大戦下、国民に向けたスピーチに成功。愛される本当の王になっていく。

外国作品賞・選考経過
　外国作品賞選考経過　「英国王のスピーチ」が圧勝した。「『英国王のスピーチ』には、映画の持っている風格が非常にあった。イギリスは大人の国なんだな、と痛感した。エンターテインメントの娯楽性も存分にある」（櫻井修氏）など高く評価する声が出た。「恐ろしいほどすぐれた女性映画」（福島瑞穂氏）など「ブラック・スワン」を推す声もあったが、「英国王―」に多くの票が入った。
日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞
  受賞作品／受賞者 記事
作品賞 「一枚のハガキ」
  新藤兼人監督		 受賞発表記事
授賞式記事
監督賞   新藤兼人監督
  「一枚のハガキ」		 受賞発表記事
授賞式記事
主演男優賞   松山ケンイチ
「マイ・バック・ページ」「ＧＡＮＴＺ」「うさぎドロップ」
「ノルウェイの森」		 受賞発表記事
授賞式記事
主演女優賞   宮崎あおい
「ツレがうつになりまして。」「神様のカルテ」		 受賞発表記事
授賞式記事
助演男優賞   西田敏行
「探偵はＢＡＲにいる」「はやぶさ／ＨＡＹＡＢＵＳＡ」
「ステキな金縛り」		 受賞発表記事
授賞式記事
助演女優賞   加賀まりこ
「洋菓子店コアンドル」「神様のカルテ」		 受賞発表記事
授賞式記事
新人賞   井上真央
「太平洋の奇跡　フォックスと呼ばれた男」「八日目の蝉」		 受賞発表記事
授賞式記事
外国作品賞 「英国王のスピーチ」
  トム・フーパー監督		 受賞発表記事
授賞式記事
石原裕次郎賞 「探偵はＢＡＲにいる」
  橋本一監督		 受賞発表記事
授賞式記事
石原裕次郎新人賞   該当者なし ー
ー
ファン大賞 「ＳＰＡＣＥ　ＢＡＴＴＬＥＳＨＩＰ　ヤマト」
  山崎貴監督		 授賞式記事
石原裕次郎賞・石原裕次郎新人賞とは
　１９８７年（昭和６２）に亡くなった、戦後を代表するスター石原裕次郎さんの遺志を引き継ぎ、日刊スポーツ映画大賞に併設。石原プロモーションが運営に全面協力している。その年に最もファンの支持を得て、スケールの大きな作品に贈られるのが石原裕次郎賞。裕次郎さんをほうふつとさせる将来性豊かな、映画デビュー５年以内の新人に贈られるのが、石原裕次郎新人賞。賞金は各３００万円、１００万円。

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