乃木坂46賀喜遥香(19)が、今月からTOKYO FMの人気番組「SCHOOL OF LOCK!」木曜日のコーナー「乃木坂LOCKS!」にレギュラー出演しています。次世代を担う若手として期待がかかる中、ネガティブになった時期もありましたが、同期や先輩のおかげで笑顔が戻ったといいます。

本番さながらの雰囲気でラジオブースに座る乃木坂46賀喜遥香(撮影・横山健太)
本番さながらの雰囲気でラジオブースに座る乃木坂46賀喜遥香(撮影・横山健太)

「SCHOOL OF LOCK!」は「ラジオの中の学校」がテーマの、学生に人気の番組だ。「温かい空気がすごく大好きです。全国の学生の子たちが悩みを言えたり、ハマッていることを共有できたりして、すてきですよね」と笑った。自身初のレギュラー番組。「4期生の他の子たちにどんどんレギュラーが決まっていく中で、『私には何ができるんだろう』とちょっと悩んでいたので、びっくりしましたし、光栄です」と喜んだ。

「まだまだ気持ちに言葉が追いつかないことが多いんですけど、できるだけムラをなくせるように、自分らしく頑張りたいです。ファンの方々になかなか直接お会いできない状況なので、気持ちをうまく伝えられるようになりたいです」

5月8日に「9th YEAR BIRTHDAY LIVE ~4期生ライブ~」を開催する。18年11月に加入して3年目。「もうフレッシュさだけで乗り切れる時期ではないと思うので、かわいらしさというよりは、仲の良さや元気なところをもっと見ていただきたい」とアピールした。

6月9日発売の27枚目シングル(タイトル未定)では、4作連続で選抜入りし、フロントメンバー(最前列)を務める。「不安はあります」と吐露しつつ、素直な心境を明かした。

「自信がないから、後ろの立ち位置だと安心するけど、でも前に立ちたいという気持ちもあって。かといって、いざフロントを任されると、やっぱりどうしようってなってしまう。ずっと矛盾しているんですよ。自分でも、めんどくさい人だなと思います(笑い)」

今回は同期の遠藤さくら(19)が2度目のセンターを務める。「『センター頑張ってね』と連絡したら、『ありがとう。甘えに行くね』って返ってきました」と笑顔。「さくちゃんはずっと4期生の真ん中にいてくれて、本当に強い人だと思います。真ん中に立つべくして立っている人だと思う。私は支えることしかできないから…」と話した。

ラジオブースで笑顔を見せる乃木坂46賀喜遥香(撮影・横山健太)
ラジオブースで笑顔を見せる乃木坂46賀喜遥香(撮影・横山健太)

イラストが得意で、TBS系「プレバト!!」では「才能アリ」を獲得、特待生となった。「受け身じゃなくて、積極的に得意なことでグループに貢献していきたいです」と前向きだ。

「もともと自分のことが嫌いでした。『僕は僕を好きになる』の時期(今年1月)には、自分のことが嫌になって、歌番組で笑えなくなってしまって…。あらためて自分と向き合ったんです。まず先輩たちを見て、『こうなりたくて乃木坂に入ったんだよな』って初心を思い返して。それで、やっぱり一緒にいる時間が長い4期生たちが話し掛けてくれて、笑顔にしてくれたんです。精神的にすごく救われました」

新時代の若手メンバーとして、かかる期待は大きい。「一人前というか、先輩方やスタッフさんからも信頼を得られるくらいの実力をつけたい。『乃木坂のメンバーです!』って胸張っていられるようになりたいです」。気持ちの波を乗り越えて、“ポジティブかっきー”の快進撃はまだまだこれからだ。【取材・構成=横山慧】

◆賀喜遥香(かき・はるか)2001年(平13)8月8日大阪府生まれ。栃木県出身。18年8月、坂道合同オーディション合格。同11月に4期生として乃木坂46加入。愛称「かっきー」。166センチ。血液型A。