乃木坂46の井上和(いのうえ・なぎ=18)が、明日23日発売の新曲「おひとりさま天国」で新センターを務める。昨年2月にグループに加入した5期生で、クールなビジュアルとキュートで熱い内面のギャップが特長だ。期待の新星が日本の夏をさらに熱くする。【玉利朱音、横山慧】

整ったビジュアルが魅力を放つ井上和(撮影・中島郁夫)
整ったビジュアルが魅力を放つ井上和(撮影・中島郁夫)

自身初の表題曲センターに抜てきされた18歳。整った容姿から「クール」と表現されることも多いが、同期と仲良くじゃれ合う姿は等身大だ。

「自分でクールだと思ったことはないんですけど、こうしていろんな媒体で紹介していただく時に『クール』と言っていただくことが多くて。普段の歌い方とかしゃべってる様子とかが、(外見から)イメージが湧かない、良い意味でギャップがあるね、って褒めていただくことが多いです」

センター発表の瞬間も取り乱す姿は見せなかったが、「どうしよう、やばい、って思っても顔に出にくくて。よく『緊張しないね』って言われるんですけど、本当に顔に出てないだけなんです」と謙虚だ。「人に頼ったり悩みを相談したりするタイプではなくて。カッコよく言えば弱みを見せるのがあまり得意じゃないんです」と自覚している。

センター抜てきにプレッシャーはかかるが、支えになったのはいつもと変わらない同期の存在だった。「5期生は、私が頼るのが苦手ってことを知ってるから、あえて『頼って、頼って』とはせずに、いつも通りにしてくれる。自然でいてくれるみんながありがたいです」と感謝した。

新曲「おひとりさま天国」で新センターを務める井上和(撮影・中島郁夫)
新曲「おひとりさま天国」で新センターを務める井上和(撮影・中島郁夫)

「おひとりさま天国」は気分が上がるアップテンポな楽曲だ。「パフォーマンスの直前までは『どうしよう…』って思うんですけど、いざ始まると曲の明るさに助けられてます。曲を聴いて同じように明るくなってくださる方が増えて、“天国”のように楽しんでいただけたらうれしいです」と笑った。

キュートなダンスも見どころだ。もともと乃木坂46のファンで「かわいらしい振り付けをしているメンバーがモニターに映るたびに『おおっ』って思います!」と興奮気味だ。サビで、両手をグーにして顔の周りで動かす振りがお気に入りという。「“にゃんにゃん”してるように見えるね、って先輩やファンの方々に言っていただいて。(自身の必殺技)『にゃんにゃんにゃぎ』が浸透してるんだなって。ちょっと恥ずかしくもありますが、そういうダンスがうれしかったりもします」と笑った。

同曲は先月22日、「真夏の全国ツアー2023」沖縄公演で初披露された。初解禁にもかかわらず客席からコールが飛び交い、感激したという。「乃木坂の夏といえばやっぱりライブ。この曲はすごくライブ映えすると思いますし、最初に聞いたときも『ここでヘイ! ってコールしてくれるのかもな』とか思ったりして。クラップ(拍手)もありますし一体感が出る曲です!」とアピールした。

「1期生さんと2期生さんが全員卒業されて、『新生乃木坂』と言われることも増えました。今このメンバーでこのエネルギッシュな楽曲をやっている私たちのパワーを感じていただきたいです。乃木坂の夏って熱いんだぞ、ってこの曲を通して伝えたいです!」

クールな容姿の内に秘めた熱いハートで、灼熱(しゃくねつ)の日本をさらに熱くする。

クールなビジュアルと熱い内面のギャップが魅力の井上和(撮影・中島郁夫)
クールなビジュアルと熱い内面のギャップが魅力の井上和(撮影・中島郁夫)

◆井上和(いのうえ・なぎ)2005年(平17)2月17日、神奈川県生まれ。昨年2月加入の5期生。愛称「なぎ」「にゃぎ」など。156センチ。血液型B。