櫻坂46森田ひかる(22)が、明日18日発売の7枚目シングル「承認欲求」で3度目の表題曲センターを務める。オールマイティーゆえの意外な「ショック」も明かしつつ、より良いものを追い求めるストイックな精神と、深いグループ愛で前進を続ける。【横山慧】

櫻坂46の7thシングル「承認欲求」でセンターを務める森田ひかる(撮影・小沢裕)
櫻坂46の7thシングル「承認欲求」でセンターを務める森田ひかる(撮影・小沢裕)

20年12月のファーストシングル「Nobody’s fault」、翌21年4月のセカンドシングル「BAN」に続き、5作ぶり3度目のセンター。「先輩方の卒業や、後輩の加入を経て、前とは全然感覚が違います。グループとして変化のシングルでもある分、安定していたいし、『櫻坂46』をちゃんとお届けしたいと思います」と話した。

今作から初めて選抜制が導入され、今年1月加入の三期生も合流した。「三期生は私たち二期生の最初の頃とは全然違くて、たくましくて堂々としているメンバーが多いと肌で感じます。もう既に頼もしい存在です。これからの櫻坂46が楽しみになるようなシングルにしていきたいです」とほほ笑んだ。

「承認欲求」はスピード感のあるナンバー。「すごくストレートな曲なのでスッと入ってくるんですけど、歌詞は読めば読むほど違う受け取り方ができると思います」と解説した。「ユニゾン」と呼ばれる、全員で動きをそろえた高難度のダンスも見どころ。「特にイントロは苦戦しました。最初は全然そろわなくて、本当に何回も何回も止めて1秒ずつ練習して。みんなで一緒に指摘して訂正していくので、少しずつ身に染みていきました」と振り返った。

7thシングル「承認欲求」でセンターを務める森田ひかる(撮影・小沢裕)
7thシングル「承認欲求」でセンターを務める森田ひかる(撮影・小沢裕)

今年は櫻坂46としては初めてシングルを3作リリース。フランスやマレーシアで初の海外公演も行った。11月25、26日には千葉・ZOZOマリンスタジアムで初のスタジアムライブを行う。欅坂46から改名して3年。「櫻坂46」としての認知度も年々上昇しているが、自身は「そうだとうれしいな、っていう感覚です。まだまだ知らない方がたくさんいると思うので…」と謙虚だ。

「1人でも多くの方に櫻坂46を知っていただきたいという思いはずっとあります」。言葉の端々から、自分自身よりもグループへの思いの強さを感じさせる。「それは(メンバー)みんな好きだと思いますよ」と笑った。「普段メンバーとふざけてる時とか、ファンの方のレターを読んでる時とか、好きだなって感じますし。ライブでやっぱり一番すごく感じます」とグループ愛を再確認した。

最後に、あえて自分個人としての課題や目標を聞いた。「今年、自分のパフォーマンスを見て、ショックを受けたんです」と意外な答えが返ってきた。

「今までは、何か1つを極めるよりも『全部平均点超えられるとうれしい』みたいな感覚だったんです。でもその分『この子といえばこれ』みたいなものが自分にはないな、って。だから何か1つ見つけられたらいいなと思っています。まあ、ショックと言っても前向きなショックなので。気持ちが沈むわけでもなく。『受けちゃったぜ~』みたいな感じです(笑い)。基本、ポジティブなので」

櫻坂46の中心で、22歳は“進化”を止めない。

櫻坂46の7枚目シングル「承認欲求」でセンターを務める森田ひかる(撮影・小沢裕)
櫻坂46の7枚目シングル「承認欲求」でセンターを務める森田ひかる(撮影・小沢裕)

◆森田(もりた)ひかる 2001年(平13)7月10日、福岡県生まれ。18年8月「坂道合同オーディション」に合格し、同11月二期生として欅坂46(現櫻坂46)に加入。愛称「るんちゃん」など。150・5センチ。血液型B。