櫻坂46藤吉夏鈴(24)が、11日に発売される14枚目シングル「The growing up train」でセンターを務める。シングル表題曲でセンターに立つのは23年6月発売の「Start over!」以来、2回目となった。約2年半の間に考え方も感覚も変化。さらに磨きがかかった高い表現力を生かし、華麗に舞ってみせる。【寺本吏輝】
★「プレッシャーがある」
8作ぶりのセンターに立ち、「このシングルを引っ提げて国立競技場のライブ(4月11、12日の5th YEAR ANNIVERSARY LIVE)をします。重要なシングルになることが分かっていたので、そこに対してのプレッシャーがあります」と素直に口にした。
ライブを見据え「今まで櫻坂46として頑張ってきたんだなって思い浮かべながら国立競技場でこの曲を披露できたら、一番輝けるんだろうなと思います」と想像。「私たちもそうですが、ファンの方も、私たちとの思い出を思い浮かべながら聞いてほしいです」と話した。
歌詞に込められたメッセージにも共感。「2番に『生きるって素晴らしい 君に教えられたよ』という歌詞があるんですけど、これは私が櫻坂46としての活動の中で、メンバーや周りの方など出会ってきた方に教えてもらったと思っていることです。グループに入る前、生きる希望や意味があまり分からない時もあったので、この曲を聞いていると感謝の気持ちがあふれてきます」とかみしめた。
★新たな風 四期生
ミュージックビデオ(MV)では「ライブをするまでの過程を描く」ことがテーマの1つだったという。「ライブは、人によっては楽しくて時間の流れが早いし、プレッシャーもあって時間の進みが遅く感じる子もいる。メンバーが感じる時の流れの違いを出して、それぞれの喜び、心から楽しんでいる時の笑顔を表現できたらいいねって話をしていました」とこだわりを語った。
今作から表題曲に四期生が参加。新たな風も吹き「新鮮です。私も最初の頃を思い出しました。初めの感情は初めにしかないから、ちょっとうらやましさもありました」と笑った。MV撮影では「とにかく四期生に楽しさを味わってほしかった」と二期生、特に山﨑天(20)が中心となって盛り上げたという。自身は「口で言うタイプじゃないので体現しました。金髪で背が高くてちょっと怖いだろうなと思うので、話す時はゆっくり優しく子供に接するようにしゃべりかけています(笑い)」。初めてセンターを経験した時とは立場も変わり「三期生、四期生が安心して活動していける場所を作る」と新たな使命感も芽生えている。
★「皆で歌いたい」
曲のタイトルを訳すと「大人になる」という意味を持つ。活動年数も重ね「ここ2、3年で、責任感が強くなりました」と実感。「それまで私はアイドルが好きだから活動していくんだ、みたいな感じでした。グループ以外の環境に行った時に、舞台監督さん、カメラマンさんなどプロの方々が私を『櫻坂46の藤吉夏鈴』としてステージに立たせてくださっているなって実感して、皆さんの思いを背負ってステージに立っているんだってより一層思うようになりました」と自身の変化にも触れた。
「Start over!」は今やライブの定番曲となった。今作も「ライブなどで披露するにつれてどんどん味が出てくるような楽曲なのかなと思うので、早く披露したいです」と心待ちにする。続けて「私のイメージですが、皆で会場で歌えてコミュニケーションが取れるような楽曲に育てたいと思っています」と願いも明かした。「最初のイントロで私が1人で歌っているところがあるので、そこをとにかく皆で歌いたいです」。グループの先頭に立ち、新たな盛り上がりを生み出す時が来た。
◆藤吉夏鈴(ふじよし・かりん)2001年(平13)8月29日、大阪府生まれ。18年8月に「坂道合同オーディション」に合格、同11月にグループに加入。愛称「夏鈴ちゃん」。166・5センチ。血液型A。








