雪組トップ朝美絢が新たにトップ娘役音彩唯(ねいろ・ゆい)を迎え、新トップコンビによる“プレ”お披露目「波うららかに、めおと日和」は、梅田芸術劇場(大阪市)で上演中だ。“甘い”ラブコメディーに臨んでいる。また、人気スター瀬央ゆりあは東上公演主演作「DayDream Dali」の大阪公演を終え、東京公演開幕を30日に控えている。【阪口孝志】

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★23、25年にも共演 信頼

朝美と音彩は23年「海辺のストルーエンセ」、25年「An American in Paris(パリのアメリカ人)」でも共演してきた。通し舞台稽古後に取材に応じた朝美は「すごくしっくりとくる部分が本当にあって」と言い、役に奮闘する音彩の姿に「私自身も(役の江端)瀧昌としても勇気をもらっている。今の関係性をこの作品に生かしていきたい」と信頼を寄せた。

前トップ娘役夢白あやの後任として、2月23日付で新トップ娘役に就いた音彩は、夢白から「娘役として、ときめく心を大切に」とエールを送られ、「そこはずっとずっと思って、務めてまいりたい」と誓った。

★昨年フジでドラマ化も

「愛の不時着」「ボー・ブランメル」など軍服姿が多い朝美の姿には「かっこいいです!」とにっこり。「言わされてますけど」と笑う朝美に「本心です!」と返し、息の合ったところを見せていた。

西香はち氏原作、累計発行部数220万部の人気漫画を宝塚歌劇でミュージカル化。脚本・演出は小柳奈穂子氏、演出は雑賀ヒカル氏。25年4月にはフジテレビ系でドラマ化もされた。

★帝国海軍中尉夫として

戦争の影が忍び寄る1936年(昭11)の横須賀で、顔を合わせることなく突然結婚することになった帝国海軍中尉江端瀧昌(朝美)となつ美(音彩)夫妻が、不器用ながらも誠実に向き合い、次第に絆を深めていく姿を描く。

公演は30日まで。


■瀬央ゆりあ 天才芸術家ダリ熱演

瀬央が自身2回目となる東上公演主演作で、天才芸術家サルバドール・ダリを熱演している。特徴的なヒゲ、独創的な作品、奇想天外な言動で20世紀の世界を騒がせ続けたダリ。今まさに“最期の時”を迎えようとしていたダリが、自身の絵によって生み出された超現実世界「ダリランド」へと誘われる。ダリランドの王「キング・ダリ」として若返り、亡き妻「クイーン・ガラ」がもたらす危機から救うファンタジー。

現実と超現実を行き来し、過去を振り返りガラとの真実の愛を見いだしていく。ガラ役を務める同期で専科の輝月ゆうまとの愛の形は見どころ十分だ。作・演出は谷貴矢氏。公演は東京建物Brillia HALLで5月9日まで。

帝国海軍中尉役の朝美絢(右)と、その妻を演じる音彩唯(左)
帝国海軍中尉役の朝美絢(右)と、その妻を演じる音彩唯(左)
「波うららかに、めおと日和」の取材会に出席した朝美絢(右)と音彩唯(撮影・阪口孝志)
「波うららかに、めおと日和」の取材会に出席した朝美絢(右)と音彩唯(撮影・阪口孝志)
東上公演で主演を務める瀬央ゆりあ(撮影・阪口孝志)
東上公演で主演を務める瀬央ゆりあ(撮影・阪口孝志)