9月7日に開催される今年で4回目の「歌ネタ王決定戦2016」決勝進出者が4日、大阪市内で発表され、昨年は決勝で下ネタをさく裂させ、3位に終わった「どぶろっく」ら9組が取材会に出席した。

 リズムと歌詞の間、独特の世界観から、優勝候補にあがる「どぶろっく」は、昨年もファイナリストだったが、下ネタを連発し3位に沈んだ。昨年の決勝ではある審査員から「優勝する気がないね」とまで言われたが、今年は-。

 ボケでボーカルの江口直人(38)は「そこですよね~」と苦笑。「去年は下ネタの限りを尽くして、それで(優勝に)届かなかったんで、今回はセクハラレベルにしときましょうか…。いや、逆に下ネタをまったくしないでやろうかとも思っていますが、まあ、秘密です」と不敵に笑った。

 ギターでツッコミの森慎太郎(38)ともども「まあ、お祭り、フェスみたいな感じで盛り上がって、戦いたい」と話す。

 また、13年の第1回大会に、現在は吉本新喜劇座長のすっちーと組んだ「すち子&真也」として出場し、初代王者に輝いた松浦真也(40)は「去年、1人で出て、準決勝でシレッと負けたんで、巻き込みました」。今年は、島田一の介(65)吉田裕(37)と「ゆたかな真也は一の介」として決勝に進出した。

 3人はともに、新喜劇のやくざ場面で組むことが多く、松浦は「すっちーさんはもう、もうけてるんで、僕が見切りをつけました」。巻き込まれた一の介は「私もトシやし、もう最後やと思ってね。優勝したら(副賞のエースコック・スーパーカップ)10年分もらえるらしいけど、オレはそれまで生きてないからね」と、意気込みをまったく感じさせないコメントを発した。

 ところが、実は、この一の介。ベテランながら野望に燃えているようで、吉田が「こんなん言うて、この人! 今日朝の6時半から散髪行ってたんですよ!」と暴露していた。

 決勝進出全9組とネタの披露順は以下の通り。

 <1>トット<2>シャンプーハット こいで<3>かまいたち<4>まとばゆう<5>ゆたかな真也は一の介<6>チョコレートプラネット<7>どぶろっく<8>2700<9>ラニーノーズ

 決勝戦は9月7日午後7時56分から、MBSテレビ(関西ローカル)で生放送される。