スポーツキャスター長島三奈さん(48)がテレビ朝日系「~長島三奈が見た甲子園~野球が僕にくれたもの」(18日午後1時55分)で、今年の夏の高校野球を振り返る。

 今夏、密着した宇都宮商(栃木)は夏の県大会1週間前にベンチ入りメンバー20人を、3年生全員の投票で決めた。3年生選手の数は24人、最低でも4人が漏れる。ベンチ入りから漏れた3年生は引退試合を戦って、あとは仲間たちを応援する。長島さんは「悔しさや悲しさもあるのかなと思ったんですが、晴れ晴れとした表情で『将来は学生たちに野球を教えていきたい』という言葉を聞きました。勝ち負けも大事ですが、それを超えた高校野球の熱さ、素晴らしさを知ることが出来た」。

 他に県岐阜商(岐阜)の女生徒だけの応援団、来年3月廃校決定の別府商(大分)の最後の夏に密着。長島さんは「甲子園は素晴らしい。でも、甲子園に行けなかったチームに熱い思いはあるんです」と話している。【小谷野俊哉】