乳がん闘病中だったフリーアナウンサーの小林麻央さんが22日夜、都内の自宅で死去した。34歳だった。

 麻央さんのブログによると、14年2月に海老蔵と人間ドックを受診。その日のうちに結果が出て「がんの可能性は五分五分」と言われたが、「大丈夫だろうと思っていた」という。後日受けた再検査では「がんを疑うようなものはない」と診断され、「念のため、半年後にまた診ましょう」と言われた。だが、半年後は多忙のため検査を受けられず、同年10月に、左の乳房にパチンコ玉のようなしこりを発見した。

 すぐに病院を予約し、再検査を受け、超音波で脇のしこりが発覚、生検を行い細胞を採取する音で「私、がんなんだ」と感づく。検査中「95%がん」と言われ、10日後の検査結果告知日に病室に入ると、先生の表情で「陽性だったんだな、がんなんだな」と分かる。脇のリンパ節にも転移していることを伝えられた。

 関係者によると、麻央さんは4カ所以上の病院で検査、治療を受けていたという。最後まで治療を尽くしたが、帰らぬ人になった。