元秘書の男性に対する暴言・暴行疑惑が「週刊新潮」に報じられて、自民党に離党届を提出した豊田真由子衆院議員が、お笑い芸人の間で、すっかりネタにされている。

 豊田議員の「このハゲー!」という怒鳴り声、「そんなつもりがなかったらいいの~」というミュージカル調の罵倒の音声は、聞いた者すべてに強い衝撃を与えるものだった。それだけにお笑い芸人たちには、格好の“ネタ”と見られているようだ。

 お笑いタレントの有吉弘行(43)は、自身のラジオ番組で、豊田議員の暴言のモノマネを披露している。また、爆笑問題の太田光(52)もTBS系「サンデー・ジャポン」6月25日放送回で「ちーがうーだーろ!」のモノマネを披露した。

 他にもお笑いコンビ、南海キャンディーズの山里亮太(40)は、同月28日深夜放送のTBSラジオ「山里亮太の不毛な議論」で、「『このハゲー!』は、『ナースのお仕事』の『あ~さ~く~ら~!』とイントネーションが同じ」とイジッている。

 お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄(41)は、同月25日放送の「サンデー・ジャポン」で、「あのテンションのキレ芸は小梅太夫以来。芸人的観点から見ると、『エンタの神様』即戦力」と豊田議員についてコメントしていた。

 笑いごとではないのに無性におかしいという点では、14年の“号泣議員”会見と通じるものを感じる豊田議員の暴言。今年はさまざまなお笑い番組、お笑いライブで、題材とされそうだ。