原田知世(49)が4日、デビュー35周年記念アルバム「音楽と私」発売記念イベントを都内で行い、収録曲「ときめきのアクシデント」「くちなしの丘」「時をかける少女」を披露した。

 「応援してくださった方々に何かお返ししたい1年と思い、セルフカバーが1番喜んでもらえるかなと考えて作りました」とあいさつした。

 83年の初主演映画「時をかける少女」で相手役の深町一夫を演じ、現在はニッポン放送総務部長の高柳良一氏(53)がサプライズゲストで登場した。原田は「皆さんに、深町君に会ってもらいたくて、会社が終わって速攻で来てもらいました」と紹介した。

 真田広之の相手役オーディションで高柳氏が芝居の相手役だったことから、知り合ったという。原田は「最初に友達になったのが高柳さんでした。中学生だった私は長崎から出てきて、地下鉄の乗り方も分からなくて、大学1年だった高柳さんに教えてもらいました」と当時を振り返った。

 また、原田は「高柳さんは『時をかける少女』の崖のシーンで怖かったから、映画はこんなに大変なのかと思ったんですよね」と話を振ると、高柳氏は「崖のシーンで隣の足場に移ったら、前の足場が転げ落ちた。だから(俳優をやめて)サラリーマンになりました」と明かした。現在も2人は、家族ぐるみで付き合っているという。