歌舞伎俳優・市川海老蔵(39)が15日夜、ブログを更新し、WBC世界バンタム級王者山中慎介(34=帝拳)が、挑戦者の同級1位ルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKOで敗れ、初黒星を喫したタイトルマッチをテレビで観戦し「勝負の世界の厳しさを感じます」とつづった。

 海老蔵は、約330日間に及んだ舞台公演を終え、この日から休暇に入った。自宅で長男勸玄(かんげん)君(4)と一緒に観戦したという。

 「試合おわりました 山中さん残念でした、挑戦者のネリさん強かった、、、、」

 海老蔵は、全米プロ選手権で単独首位に立つも、13日(日本時間14日)の最終日に残り8ホールから逆転を許し、5位に敗れて涙した松山英樹(25=LEXUS)のことにも触れ、日本のトップ選手が連日、敗れて涙する姿を見て、感じた勝負の厳しさと、2人への尊敬の念をつづった。

 「ここ数日 松山さん山中さんの涙を拝見し勝負の世界の厳しさを感じます。戦うという事 戦う男の姿というものを教えてもらったように感じます。尊敬します」

 海老蔵は前日14日夜のブログで、同日に大阪フェスティバルホールで「六本木歌舞伎 第二弾 座頭市」大阪公演の千秋楽を無事に終えて都内の自宅に帰宅後、全身に痛みを覚えて倒れ、友人の医師を呼び、体調が少し好転したと明かした。一夜明けたこの日のブログでは、病院に行こうとすると長女麗禾ちゃん(6)と勸玄君がついてきたと報告した。

 ただ、病院に行くと2人が寝てしまったため、1人で妻の故小林麻央さん(享年34)が大好きだった蕎麦店に行き、2人前を注文したという。海老蔵は「麻央とのデート 病院行ってたら二人寝ちゃって…私一人で 私が一人で行くと麻央がチクチク言ったお店へ あえて二人前 いただきます」、「心の中で彼女と話ながら頂戴します 美味しいよって今の私にはそんなことでも幸せです。笑笑」、「しかし蕎麦うまかった…妄想ですが沢山話しましたよ笑笑」(コメントは原文のまま)

 海老蔵は休日初日に、いろいろな思いをかみ締めたようだ。