女優有村架純(24)が、30日、ヒロインみね子を演じたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」のロケ地となった茨城県高萩市で、ファン感謝祭を行った。

 この日で最終回を迎えた同作をファンと一緒に見たり、撮影の思い出などを紹介するイベント。会場に姿を見せた有村は「数日前から肩の力がどっと抜けて重いですけど、みね子として走ってきた証しだと、この感じを楽しんでいます。疲れというより安堵(あんど)感」と、大役を終えた心境を明かした。

 イベントの終盤には「これで最後になってしまう。寂しいです」と語ると「最後の時間を皆さんと一緒に過ごせたのは終わりの日にはふさわしいかなと思います。半年間、皆さんが『ひよっこ』を愛してくださったおかげで、こんなにも晴れやかに終わることができます。皆さんにこの作品が届くと信じて撮影をしてきたので、このように迎えてくださって幸せです。みね子を演じることができて幸せです。大切な宝物。皆さんの中に『ひよっこ』という作品が生き続けていきますように」とファンに語りかけた。

 会場からは「もう1回見たい」や「(ヒロイン)みね子の結婚後も見たい」と、続編を期待する声がとんだ。イベント後の会見で有村は「今まで何げない日常を描いていたからこそ、何とでも続きが、脚本家の岡田恵和さんのお力をお借りして作れるんじゃないかなとすごく思います」。さらに「チャンスがあるなら」と続編に期待を寄せた。

 また、「みてくださった皆さんが、みね子たちと一緒に半年間過ごしていてくれたと実感できる時間。一緒に泣いたり、笑ったりしてくれていたことに感謝しています」とあらためてファンに感謝していた。

 イベントには共演した佐久間由衣、泉沢祐希、磯村勇斗も参加した。