女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の9日放送第34話の平均視聴率が20・3%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。

 葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 第34話は、亀井(内場勝則)の元へ訪問を続ける藤吉(松坂桃李)は、寄席小屋を売ってほしいと頼み込むが、亀井は寄席をよそへ売り、小屋は取り壊すことになったと告げる。藤吉は落胆するが、てん(葵わかな)は亀井の本心を察する。そして亀井のもとを訪れ、寄席にかける熱い気持ちを訴える、という内容だった。