お笑いコンビ、どきどきキャンプの佐藤満春(39)が立ち上げたトイレバンド「サトミツ&ザ・トイレッツ」が10日、メジャーデビュー記念ライブを東京・南青山のライブハウス「月見ル君想フ」で行った。

 日本トイレ協会会員で、名誉トイレ診断士などの資格を持つ佐藤が、トイレのすばらしさを歌で表現しようと、キンモクセイ伊藤俊吾らを集めてバンドを結成。「トイレの日」のこの日、アルバム「ホワイト・アルバム」でメジャーデビューを果たした。ライブ前に取材に応じた佐藤は、便器のキャラクターをかぶりながら「例えば、小学生はトイレに行きづらかったり、トイレのネガティブな印象を、歌を通じて変えられたら」と思いを語った。

 佐藤はもともとおなかが弱かったといい、さらに大人数が集まることが多い芸人の楽屋に居場所がなかったこともあって、トイレにこもる機会が多かったという。「そんな時にテレビでトイレに関する職人さんの特集を見て、奥深いと思ってトイレのショールームに通うようになりました」。バンドへの誘いを受けた伊藤も「情熱に心打たれました。音楽の力で、トイレの諸問題を解決できれば」と話した。

 将来の目標は「トイレの便器が白いのは、健康具合を分かりやすくするためなんです。だから白つながりで白組を引っ張りたい」とNHK紅白歌合戦出場を掲げつつ「子どもたちに多く伝えたいので、学校とかを回りたいし、いつか(「トイレの神様」でヒットした)植村花菜さんらと音楽フェスをやりたい」と力を込めていた。