落語家の立川志らく(54)が、岩手日報社の女性記者にわいせつ行為をしたとされる岩手県岩泉町の伊達勝身町長(74)について「すぐお辞めになるべき」と辞職を提言した。

 伊達町長は10月中旬の早朝、取材目的で泊まっていた町内の記者の宿泊先を訪ね、抱きついて複数回キスをしたと報じられた。6日に記者会見し、女性記者に抱きついたことは認めたが、キスについては「私の認識としては、していない」と否定。今年2月に心的外傷後ストレス障害(PTSD)との診断を受けたといい、ホテルに駆けつけたのは「助けて」という声が聞こえた気がしたからだと主張した。

 7日放送のTBS系「ひるおび!」はこの問題を取り上げ、志らくは「ハグはしましたけどキスはしていませんって、ハグをした時点でアウト」と指摘。さらに「もし本当に病気ならすぐにお辞めになるべきですよ。こんなのしょっちゅうあったらたまったもんじゃない」と語った。

 元アナウンサーで精神衛生福祉士の小松美智子氏も志らくの意見に同調。「幻覚・妄想が出ているような状況であったならば、それで運転をするのは非常に危険ですし、自傷他害ということにもなるわけですね、自分自身のことも傷つけているような状況でもありますし、恥ずかしい思いもされてしまっていて、なおかつ被害者も出ている。まずは治療していくことが大事」とした。