米歌手ビヨンセ(36)が、自身の名前を無断で使ってビールを販売した醸造所に製造中止を求める法的な文書を送ったと報じられた。

 米ニューヨークのブルックリンにあるラインアップ醸造所は先月、ビヨンセにインスパイアされた「ビールヨンセ」を製造し、販売を始めていた。ビールのパッケージには、2013年に発売されたビヨンセの名前を冠にしたアルバム「ビヨンセ」のジャケット写真に酷似したデザインを使用していたが、今後は名前を変えて販売するという。

 オーナーのカタリナ・マルティネスさんは、「ヒスパニック系の女性としてビジネスをするにあたり、ビヨンセに大きな影響を受けた」と音楽情報サイト、ピッチフォークの取材にコメント。ビヨンセへの敬意として、ビールビヨンセを作ることにしたのだという。その思いをビヨンセが受け入れてくれなかったのは残念だとしながらも、在庫がある限りは販売を続けると語っている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)