ダウンタウンの松本人志(54)が、物議をかもしている相方の浜田雅功(54)の顔面黒塗り問題についてコメントした。

 浜田は昨年の大みそかに放送された日本テレビ系「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の特番「絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!」で、俳優エディ・マーフィーが映画「ビバリーヒルズ・コップ」で演じた役柄をまね、顔全体を黒く塗って登場。米紙ニューヨーク・タイムズや英BBCなど海外メディアが、この行為について日本在住の外国人らから「人種差別だ」と批判が出ていると報じる騒ぎとなった。

 14日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」はこの騒動を取り上げ、松本は「これに関しては本当はいろいろ言いたいことがあるんですけど、面倒くさいので、もう『浜田が悪い』でいい。アイツを干しましょう。国外追放。断らなかったアイツが悪い」と相方をおとしめて笑いを誘った。

 今回の問題について安藤優子キャスターは「エディー・マーフィーに扮(ふん)したところまでは許されても、それを笑いの種にしたっていうことが『黒人を笑った』っていうことになっちゃう」と説明。タレントのヒロミは「これが悪いことだとか差別をしているとはっていうのは全然思わなかった。笑ったっていうのもそういうの(黒人)を笑ったんじゃなくて浜ちゃんを笑ってるわけだから」と私見を述べたが、「でもやっぱりこうやって言われるっていうのは、パワハラとかセクハラもそうだけど相手の感覚で言われる場合があるじゃん。僕ら島国だからそういうのに疎いのかもしれないってちょっと思った」と語った。

 松本は「今回テーマがアメリカンポリスで、『ビバリーヒルズ・コップ』のエディー・マーフィーをやったんですよ。だから流れとしては全然、唐突ではないんですけど……」と首を傾げ、「この後、どうすんのかな。僕らはものまねタレントではないので別にいいんですけど、ものまねとかバラエティーで黒塗りはナシで行くんですね。はっきりルールブックを設けてほしい」と主張した。