歌手で俳優の中条きよし(71)が、1974年に発生した日航機ハイジャック事件に巻き込まれた当時の心境を語った。

 中条は25日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。群馬・草津白根山の噴火の話題で、被害に遭った人たちの恐怖を推し量ろうとして唐突に「僕がハイジャックに遭った時は……」と切り出し、出演者たちを驚かせた。

 「殺されると思ってました。犯人がいて、操縦席に入っちゃって顔は見てないけど、その時は『中条きよし』って名前がちょうど出てるときだから、(殺されるのは)最初だろうなって思って、怖さは半端じゃない」と当時の心境を振り返り、当時の事件を知らない出演者たちを困惑させた。

 機内ではタレントのなべおさみも一緒だったと語った中条。「(ハイジャック機は)大阪から羽田、羽田で降りて、どこか行くのかなと思ったら給油をするのに小牧へ行って、夕方の便だったんだけど最終的には朝、小牧で犯人が捕まって。(機動隊が)突入してきて……」と当時の状況を語った。

 このハイジャック事件については、なべも16年2月放送の「ダウンタウンなうSP」で語っていた。