ミュージシャンで俳優の峯田和伸(40)と女優麻生久美子(39)が30日、都内で、映画「ぼくの名前はズッキーニ」(クロード・バラス監督、2月10日公開)プレミア上映会に出席した。

 第89回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされた、ストップ・モーションアニメーション作品。母親を不慮の事故で亡くした少年と、引き取られた先の孤児院で暮らす子どもたちの物語。峯田は主人公・ズッキーニ、麻生はズッキーニの友達・カミーユの日本語吹き替えを担当する。

 同作で声優に初挑戦した峯田は「1人だけリハーサルしたんですけど、全然うまくいかなかった」とアフレコを振り返った。一方の麻生は「本番はすごかったですよ。峯田さんは、(セリフの時間を計る)タイムコードぴったりにセリフを言うんです」と大絶賛。

 それを受け、「台本が(頭に)入ってないから、(時間だけを見て)そうやるしかなかったんですよ」と峯田が説明すると、麻生は「セリフは私も入ってなかったから…」と小声でポツリ。お互いセリフを覚えていなかったという事実を「と、いうおふたりです!」と峯田がまとめると、会場は笑いに包まれた。