演歌歌手北島三郎(81)が3日、東京・八王子市の高尾山薬王院の節分会に参加して、豆まきを行いました。

 16年9月に頸椎(けいつい)症性脊髄症で手術。それ以降は、体調と相談をしながら仕事をしてきましたが、今年から本格的な歌手活動を再開していくといいます。

 豆まき前の会見では、高尾山から贈られた金色の上下(かみしも)の衣装を着て、「この金色のおかげか、元気が出るね~」と満面の笑み。「着ているのは十八金で、純金は下にあるんだ」。下ネタまで飛び出すなど“絶口調”そのものでした。

 正月には新曲「幸せ古希祝」を発売。今年の抱負を聞かれると、人生を花に例えて「よい種をまいて、よい花を咲かせ、秋にはよい実をつけたい」と力強く宣言。この1年を全速力で駆け抜けていく強い意気込みを示しました。

 愛妻の雅子さん(80)も、芸道を歩む夫を全面的にバックアップしています。野菜があまり好きでない北島に「新鮮な野菜を食べさせたいから」(雅子さん)と、8年ほど前から家庭菜園を始めたそうです。料理に工夫をこらし、隠し味に愛情を添え、夫の体調管理に気を配っています。

 80歳の傘寿を迎えた北島夫妻。「おしどり夫婦」「夫婦で二人三脚」という言葉が本当に似合うカップルです。